元・意識高い系女子がお気楽主婦に転向しちゃった理由。

絶対に主婦になんかなるもんか!の情熱で突っ走った20年弱の歴史と、そこから判明したことのレポ。

バブリーな会社の「ちょっとしたパーティ」。

今日つくったオープンオムレツが、でか過ぎてお好み焼きにしか見えない件。

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味はうまいのよ。

 

では、続きいきますね。

 

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時は1999年の秋くらい(忘れたけど)。

気がつけば私は、高級ホテルの、ちょっとモードでデザイナーズな感じのパーティルームにいました(あくまで当時の記憶)。

 

なんでも、内定した同期の学生たちの顔合わせなんだとか。

私は、ちょっと慣れない環境と、アパレル店員がよく言う「ちょっとしたパーティ」に何を着ていったらいいか分かんない感に面食らいながらも、不自然な笑みを浮かべてその場にいました。同期は大卒もしくは短大卒。女性が9割だけあって、そこそこ華やかな面々が集っています。

 

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そう、あの「アロマテラピーとやら」を流行らせたい会社に内定したんです。 

 

もはや、面接があったのかすら記憶にないくらい、それはスムーズな流れでした。うん、ほんとまったく覚えてない(笑)。

 

このパーティルームには数十名の学生をご招待ときたもんだ。当時いた九州だけでもそんくらいいるので、全国だともっと仲間がいるよ!と会社幹部っぽい人が声高にアピってました。

 

 

しかし、時は女子学生就職氷河期ですよ。

もはや今思えば、大学生受難の時代の序章に過ぎないんだけどね…。

そんなにたくさんの学生をパーティに招待するほどの余裕があるって、この会社怪しくね?ほんとに金あんのか?みたいなヒソヒソ声が各所の同期から聞かれてました。

 バブルはとっくの昔に、はじけたはずですが。

 

そんな中、私は極度の世間知らず&箱入り娘。

会社が怪しいかどうかの選別眼など、もちろん持ち合わせておらず。

 そして、自分が選んだ道が合ってるか間違ってるか、を真正面から見据える器すら、持ち合わせておりませんでした(それくらいやれよ)。

 

 

ただひとつ自覚していたのは、そんくらい世間を知らないんだから、もう体当たりして壁にぶつかってでも自分で知っていくしかないってこと。

 

そう、私は情報を取捨選択する素質に薄く、自分の肌で感じないと理解できない人なんですよね(今もそうかも)。

それはあたかも、産まれたての赤ちゃんが、何でもクチに入れて、その感覚で世の中を知っていくがごとしでした。

 

そんなわけで、大学を卒業したら…この会社の研修に続いていくわけです。