元・意識高い系女子がお気楽主婦に転向しちゃった理由。

絶対に主婦になんかなるもんか!の情熱で突っ走った20年弱の歴史と、そこから判明したことのレポ。

大志なんて抱けねえ、クソな日々。

うちの旦那は、結婚する半年前くらいまでは、ほとんど包丁にぎったことなし、ガス台の火の点け方もしらないほどでした。

でも、舌の感性は確かなの。この1年くらいでメキメキ上達し…。みそ汁の半分は優しさでできているという噂。

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醤油味強めにアレンジした大学イモ。

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メニューのバリエーションはまだまだ?って感じに見えるかもですが、なんせ丁寧さについてはすばらしい。ぜんぜん勝てません。

年下の旦那は、育てる楽しさと育っていく観察が面白いのですよ。経験豊富なアラフォー女性にはオススメです(笑)。

 

では、前回記事。

exbegginer.hateblo.jp

 

ファンキーな会社への出勤時に、つぶれてしまい、心療内科に行ったという話でしたね…。では続き。

 

ちなみにここの心療内科もなかなかユニークなところで、書き出したらそれだけでストーリーになるのですが、話が分岐するので今はやめときます。

 

 

 

無事、心療内科で診断書をもらってきた私。

症状は「不安神経症」とのことでした。常に緊張していて、ちょっとストレスに押されると泣いてしまいそうになる状態。行った心療内科でも、話しながら涙止まらなかったしね。

これまでも、そういうこと多々あって、私は弱いのかな…と思って鼓舞してたんだけど。そういう自分も受け入れることにしました。

 

 …この「受け入れることにした」ってのがクセモノなんだけど…。私、こっから、これを何度も繰り返すんですよ。意識高く頑張ってみて、つぶれたら自分を受け入れざるを得なくなって、またほとぼりが冷めたら、退屈して何かに向かいたくなる。

 

まあこの時は20代前半だから。刺激が少なかったら求めても当然っちゃ当然なんですけどね。どんだけ迷走するんだってくらい迷走しまくりましたわ。

 

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今の旦那を見ると、割と早々にそういう外的刺激を追うことをやめてるんですわ。ちなみにかれも抑うつ症経験者です。それで20代半ばに「もう俺は思ったとおりにしか生きられないんだ」って割り切れてんのがすごい。

 

それって私にとっては「高い理想を諦めた」ような「自分を投げ出した」ような、負け犬な気がして、どうも落ち着かなかったみたいです。まあ少なくとも、日本ナンバーワンと教えられた時代に子供時代を過ごしたかどうかで、多少違うのでしょうね。負け犬って言葉も死語っちゃー死語だしw 私くらいの年齢は、そういう時代の幻想&洗脳に染まるか染まらないかの、最後の世代だったんでしょう。

 

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大志を抱きたかったの。

 

 

だから、今ゆとりだとかさとりだとか、冷めてるとか言われる世代はある意味すごいんだと思う。環境のウソを最初から見抜いてる時代に育ったってことだからね。そこでどう動くかは、その人次第になるんだけども。

 

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話は逸れましたが、「不安神経症」のカードを手にした私は、翌日にはもう辞める意志を会社に伝え、もう出勤しませんでした。さらば、バブリーな会社よ。そっからの詳しいことは覚えてません。 なんせ、最初の仕事は1年ともたず、空っぽになりましたからねー。まだ実家にいたし、どう過ごしていいのか分からないですしね。

 

おそらく母親は、しばらく家でゆっくりするように言ってくれた気がするんだけど…。なんだか申し訳ないなという感じもしつつ、2ヶ月ほどは特になにもせず。

 

その後、母親関連の紹介で、市の臨時職員という2ヶ月ほど限定のアルバイトを2つほどしたような記憶があります。まあーヒマだったすね。

 

 

最初にやったのは、水道局関連の展示物を出してる施設の受付。誰が来るんだっていう。受付といっても、主に仕事は、付属の大ホールの貸し出しを申し出た人の受付なので、めったと人がこない。下手すれば寝ててもいける。

そして、臨時職員だけではなんだってことで、オヤジがもう1人セットでついてくるわけですよ。これがまあぁあーーーセクハラでね。

 

一人目はギリギリ触るか触らないかのアクションを何度も取られたし。二人目は「写真が趣味なんだ。練習させて」っつって、まだマシかなと思ったら、私をあちこちに立たせて写真撮りまくるという。まあいうても、若いねーちゃんですからね。それなりにエステギョーカイにいたし、チャラくはなかったけど、見た目もそんなに悪くはなかったはず。ただ、そのオヤジに撮られた当時の写真がだいぶ後になって出てきたんだけど、めっちゃ肌荒れてたw おでこブツブツw

ただ、私も私で、あまりにスレてなかったからか、二人目のヤツがセクハラぽいと気づくのに結構かかったのですわ。「あ?写真?いいですけど…」とか言うてもうた。肖像権かえせ!(笑)

 

そして、2つめの臨時職員は、国勢調査の集計。これは省略。

そして続けて、中華麺を扱う工場のバイトも。これも地味だった。

 

 

そんな感じの、ダルく意識の低い日々を、しばらく過ごしてました。

でも、せっかくアロマ習ったし、人の肌に触れるだけのスキルもあったし。なんとか自分を活かしたいのよねホントは…という想いがくすぶり出した頃。

 

舌の根も乾かぬうちに、もっとブラックな会社にぶち当たったのでした。