無器用でも、理想にウソをつかなかったオッチャンの話。
ここ3日間くらいは、カレー三昧でした。お金ないときのゴチソウ(笑)。
スパイスで簡単につくれる、ネパール風カレーのこういうキットがあるんです。
チキン・シーフード・ベジタブルといろいろタイプがありまして、今回はベジタブルを使用。ちゃんとレシピもついています。
個包装のスパイスは、辛さ調整以外はちゃんと使い切り。面倒な計測もいらない。
料理中も、めっちゃいい香りします。
肉なしだけど、香り高くて野菜のうま味が出てる!
本当はちゃんと個別にスパイス買って、レシピにこだわって作るやり方も学んだんですが…。まあそのうちやろうかなということで(笑)。基本ズボラ主婦なので、しばらくはこういう便利なの使うでしょうな。
では、前回のこちらの記事から間が開きましたが…。
このオッチャン=Yさんはほんと、自由人だったんですよね〜。今私らがブロガーだなんだって言うてるけど、それ以前の時代の自由人。
彼自身について、どんな話が聞けたかというと…。
※ちなみに、今日の記事もうろ覚えなので、サロンに行った初回に聞いたのか、2回目以降なのか、その辺は混ぜこぜです。
Yさんの前職は、営業だったとのこと。
全然アロマもマッサージも違うやん!って思いました。やや体育会系寄りの顔なんで、まあ似合ってる感じがしたな。
このスポーツマッサージやサロン経営を始めたキッカケは詳しくは、忘れた(笑)。ただ、私が仕事を辞めたときの違和感ととても似ていて。
売りたいと思ってもいないモノを売って、数字ばっかりを追いかけることに疑問を抱いたかなんかだったような気がします。
おお、こんなところに仲間を見っけた!と思いました。年齢も性別も、立場も違うのに、にわかに親近感を抱いて、嬉しくなりました。
しかも、私の中では営業ができる人=実社会にもそれなりに対応できる人(というイメージね)。そんな人でも、このような疑問を抱いてるんだ…と意外に思った記憶があります。
当時はまだまだ、男性が社会のルールに対して弱音を吐くとか、いい歳になって好きなことを仕事にしたいとか、公に言う人は少なかった時代。このYさんの素直さに心がほころんだ気がします。当時の私のイメージでは、30〜40代のオッサン=やたらと怒るもの、って感じでしたからね(笑)。
今のサロンは、劇団S季の俳優の方なんかもお忍びで通うサロンなのだとか。ただ、それにしては安過ぎるだろうと思うくらいサービスしてはったんですがね…。
ただ、やっぱりよかれと思ってやる理想の経営と、現実に売上げがついてくるかどうか、…その辺のギャップは悩んでいたみたいです。特に、アロマトリートメントを導入したら、オイルなどの消耗品に、ある程度定期的にお金がかかるんですよね。オイル使用してたら、それこそタオルすら消耗品。
アロマのために、もう一人女性を雇ってるんだけど、今後はどうしようかと悩んでいるみたいでした。
こんなことを、23歳やそこらの、仕事すぐに辞めるような小娘に話してくれるんだ…!
Yさんがかなりフランクな方なのもあるでしょうが、それでも誰とでも話せる話題じゃないですよね。なんか深い部分で気が合ったのかもしれません。波長が合うというか、共感できることばかりだし、話そうと気負わなくていいし。
ちなみにね。前回記事で書いた大輪のかぐわしいバラの話もしてくれて。
そのバラは、お知り合いの方が研究して作られたバラなんだそうです。Yさんは本当にそのバラが気に入って、サロンにも置くようにしたんだとか。
で、将来は海の見える場所にガラス張りのサロンをつくって、そこにこのバラも咲かせたいなあ…と少女のような夢も語ってくれました。
どうやってやるのかも分からない、無器用で手探りだけど、カッコつけないし理想は捨てない。今思えば、この人の生き方は私にほんと似ている気がします。
表向きの理想は、実社会で成功しているこの女性だったけれども…。
これはあくまで、ないものねだりだったのね。
そんなこんなで、話も盛り上がり…ここでの期間限定のアルバイトを提案されます。