バラの花束に囲まれた、逞しいオッチャンと出逢う。
最近は地味で平和な毎日なんで、以前六本木ヒルズで食べたブルーチーズバーガーの写真でも貼っておきます。
グルメバーガーグランプリとやらをやってたから、よさげなところに行ったのね。
おされなお店でした。
ウェイターはガイジンの美人の姉ちゃん。しかしなぜか日本語がおぼつかない。
バンズの種類とか、ハンバーグの焼き加減とか、まさかの英語で注文聞かれたけど…一体どゆこと?w
ちなみに、初めてヒルズ行ったけどやったことといえばこれ食べたくらい。ちょっと見て回ったけど、ヒマなのですぐ帰りました。
意識高い空気は肌に合わなかったようです。
そんなわけで前回は…志望したアロマセラピストのバイト先が、数日後には摘発されてたっていう話w マジでこの頃の私は不運としか言えないw
もう私の人生詰んでばっかやん…と思ったんですが。
しかし、この後、少しばかり天からの恵みとも思える、不思議な出逢いが降ってきたのです。
※この時代の記憶、曖昧なのでうろ覚えで書いてます。
この頃の私の、主要クライアントといえば…もちろん、自分のお母ちゃんでした。
アロマ使ってまでやってたかは覚えてないんだけど、着衣でもマッサージできるので、重宝がられてた記憶が。
で、人にマッサージしてたら、自分もしてもらいたくなるのがニンゲンというもの。
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ある時、何気なく見つけたアロマサロンに予約を入れます。もう何で見つけたかは、全然覚えてない。もしかしたら、当時流行り始めたクーポン付きのフリーペーパーだったかと。
そのサロンは、マンションの一室でした。
場所こそ、おしゃれな若者が集う町のちょい外れでしたが、なんてことない、10階建ての白いマンション。アロマオイルの一種である、ジュニパーベリーという名前のサロンでした。
ピンポーン♪とチャイムを鳴らすと、華奢な30〜40代くらいの女性が顔を出しました。「いらっしゃいませ」と一声。
そのサロンに入っていくと…。
ふんわりと、上品ないい香り。その香りを嗅ぐと同時くらいに、視界に飛び込んできたのは…
満開のバラ・バラ・薔薇。
部屋一面に、薔薇の花が咲き誇っていたのです…!!
その花たちは、花瓶に束になって飾られていました。その全てから、柔らかな香りがただよってきます。そして、心なしか茎も太くイキイキした花でした。
うっわーーーー………。
なんて、夢のような場所なんだろう。
最初の足湯=フットバスにも、バラの花ビラがてんこ盛り!
うっとりしていると、およそバラの花には似つかわしくない、逞しい感じの男性スタッフが現れました。男性といっても、20代前半の自分からするとオッチャン。
四角い顔立ちに、スポーツ刈りだったと記憶しています。
なんでこんなオッチャンが…ってこともないのですが。
そもそも、そのサロンのクーポンメニューは【スポーツマッサージ+アロマトリートメントが半額】という破格なものだったのですね。家でプータローやってる若者でも受けられる値段だった。
つまりそのオッチャンは、アロマじゃなくスポーツマッサージ担当だったのです。そしてその方がオーナー。アロマ担当の女性は、雇われてる方のようでした。
普通、会うこともないようなオッチャンです。その方はYさんと言いました。なんかフレンドリーで面白い人だったので、まったく抵抗はありませんでした。
オッチャンのマッサージは、ゴリゴリとかなりハードなものでした。効くキク〜ゥ!という感じ。そこで筋肉はあったまり、ほぐされ。女性のアロマトリートメントではトロトロと溶けるようでした。
終わってお茶を一服。その後Yさんと話すうちに、どんどんと会話は盛りあがっていったのです。