悪い気には、バリアを張らなければいけない。らしい。
少々更新空きました。
1日家でゲームに没頭したり、絵画展に行ったりしてました。
実家から食材が送られてきた…!これで自宅警備員の準備も万全。
ってことで昨日は、あるものでできる牡蠣のオイルペペロンパスタだ!
そんなわけで、こちらの前回記事の続き、いきます。
さて、入社したところはさっそくサバイバルゲーム化し、1ヶ月もすると同期の営業成績がバックヤードの冷蔵庫に貼られることになりました。
単価30万円の会員コースがどんだけ売れたか。
ゼロです。私。
というか初期は半分ほどの同期がゼロでしたが…。
営業体勢はこんな感じ。
○←自分(●にマッサージした後) ●←お客さん ◎←先輩(営業専属)
○ ●
□□←テーブル
◎
で、自分が裏からお茶出しておしゃべりという感じ。
だから自分がゼロということは、その時そこについてくれた先輩も売上ゼロなわけで…。ますますプレッシャー。
でもね、こういうシチュエーションで「盛り上げる」って、女子大生くらいの年齢の女子には当然と思っちゃダメすよ。みんなキャピキャピしてるとかマジ勘違い。
私は盛りあがってる場にいるのは大丈夫だけど、盛り上げ方なんか…分かんないんだから。
そりゃー大学時代、合コンとか死ぬほど行きましたし盛り上がりましたよ、ええ。
でもそれは、初対面という立場も空気もまったくわきまえず、お相手男子グループに遠慮なく暴言(←本人はツッ込みのつもり)かましまくってたからであって。
あくまでお客さんには丁寧に接しなきゃいけない、でもすれすれのフレンドリーさを出す「盛り上げ役」って、世間でいう共通認識的・予定調和的な笑いを知ってないとできない。そのデータは私には、ない(残念ながら今もそう)。
それに、相手が男性ならまだできても。女子の盛り上がり方ってよく分かんないんすよ。美容にも特段、興味あるわけじゃないし…脚がむくんでても「ヤバくない?キャー」とかぜんっぜん思わないし…。
そして、仮にその仕事がうまくいったとしましょう。盛りあがっただけで会員になってしまったその方に未来はあるのか?などと考えてしまうわけです。自分の置かれた役割など完全に忘れて。
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そんなわけで、営業がいやで仕方ないので。逃避のようにアロマのことについてだけ、詳しくなっていくのですが…。あくまで、書籍知識ね。
じゃあそこで提供しているアロマの質はどうなのか。というとこれも想像してたよりヤバい。
光毒性のあるオレンジ系に注意、以外は精油の調合なんかも割とテキトーだったりして、果たして売っていいものなのか?という疑念も湧く一方。
ええ、ここで思うのです。
人にやってもらうオイルトリートメントは、それなりに技術が分かっていれば気持ちいいもの。シゴトとして求められてんのはそんくらいじゃないかと。
それ以上の治療が必要なレベルとか、解剖学的とか東洋医学的知識を求めるなら、お客さんは鍼灸院とか行ってますよね。さらに、リラクゼーション受けたからといって痩せるかどうかに至っては、ホント本人次第。
つまり、お客さんが必要とする体感は、「気持ちよかったかも…」ここさえあれば求められるのだということ。
そういうの、世の中にあふれてますよね。
サプリ飲んだら「便通良くなった気がする…」とか。
通信講座に入ってたら「頭よくなった気がする…」とか。
お客さんはそれでも、納得してお金を払ってるんだからいいでしょという論調ですわ。
そのグレーゾーンをどう自分なりに納得して通り抜けるかの、ここは関門だったんだと思います。もちろん、質を高める努力も自分でやってね、というのも含めて。
そういうのは、フリーになったとしても言われます。技術がいいからというのと、売れるのは別だよと。言いたいことはワカル。けども…。
社会経験ないと、そんなことも分からなくて。甘いの一言をかまされたら「そうですか」と言うしかない。
実際にお客さんは、「ホントに別のところ治療した方がいいんじゃないすか」と言いたくなるほど、肩周りから背中までガチガチの人も多かった。指が入らないというレベルじゃない鋼鉄度合い。
んでね、だいぶ後で、外部のアロマやってる先生に聞いたんだけども…。
施術する人自体にも、そういうストレスフルな人と肌を合わせることには、充分な注意やスキルが必要とのこと。
バリアのない人や気の弱い人に対しては、悪い気やストレスが肌を通じて、簡単に入ってきてしまうのだとか。だから、初期に悪い気を払う方法とか、はねつける方法をスキルとして知っている必要はあるのだと言っていた。聞いたことねえわ…と思いました。
今でこそ、目に見えないものにも多少の理解はある私。
そらそーでしょと思うけど、当時の私はなんにも知らなかった。イヤなことも、辛いことも、全部バリアをすり抜けて、どんどん受け止めてしまっていたのね。
今なら、それは受ける方も提供する方も、断じてそういうのイヤですけどねー。